玉葱 (北海道)
主な取扱時期 9月~4月
特徴
北海道は日照時間が長く、昼夜の寒暖差が激しいため玉葱の栽培に適しています。
北海道の玉葱は春に苗を植え、9~10月頃に収穫し、秋から翌年の春先にかけて出荷されます。
良質のものができる北見地区の玉葱が有名で、道内の約半分が北見産とも言われるため、国内玉葱の
4分の1が北見の玉葱とも言えます。
北海道産の玉葱は夏に実が出来ますが、虫も活発になるこの時期、玉葱は辛み成分を出して害虫から
自分の身を守ります。そのために辛味が強くてすっきりとした味わいが特徴です。
生で食べると辛みが強いですが、加熱するほどに甘みが増し、煮崩れせずしっかりとした歯触りが残ります。
全体的に見た目は白っぽく、触った感じは堅くしっかりとしています。
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選び方
出来るだけ丸く球形に近い形をしているもの、外皮がよく乾燥しており傷が少ないもの、首の部分がしっかり乾燥していて細く締まっているもの、重みがあって堅いものを選びましょう。
保存方法
玉葱の保存において一番気をつけなければいけないのは湿度です。玉葱は湿気に弱いため冷蔵庫の保存ではなく、ネットなどに入れて湿気のない風通りの良い気温が一定な所で保存するのがおすすめです。
また、切って使いかけの玉葱は切り口が乾燥しないようにラップをして冷蔵庫で保存して下さい。
効能
玉葱を切ると目が痛くなる原因の成分硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助けたり血栓を溶かして血液を
サラサラにする効果があります。
また皮に含まれるポリフェノールの一種であるケルセチンもまた血管内皮機能の低下を防いで血液を
サラサラにしてくれます。
強い抗酸化作用を持っており腸内の悪玉コレステロールの酸化を防いだり、腸内の脂肪を体外に排出するのを助けてくれます。
調理方法
焼き物、炒め物、煮込み料理など加熱する料理におすすめです。