三ヶ日みかん(静岡県)
主な取扱時期 早生みかん11月~12月中旬 青島みかん12月中旬~3月
特徴
三ヶ日みかんとは静岡県浜松市北区三ヶ日地区産の温州みかんのことです。
さまざまなみかんを一年中栽培していますが、その中でも冬場の青島みかんを特にそう呼びます。
“色よし味よし日持ちよし”といわれており、
・果皮と果肉が鮮やかな橙色をしている
・ほどよい酸味とコクのある甘さが調和しつつ糖度も高い
・いつまでもみずみずしい食感で日持ちがする
・他の品種のみかんより大玉系だが、味がぼやけない
などが特徴にあげられる
三ヶ日みかんは寝かせるとおいしくなる
みかんは収穫後すぐには出荷せず、「予措(よそ)」と「貯蔵」を経てから出荷されます。
「予措(よそ)」はみかんに風をあてて皮と実の水分を飛ばす方法です。
収穫したてのみかんが水分が多いことでダメになってしまうのを防いだり、
皮が浮いたりするのを防いだりする役目があり、これは1~2週間おこなわれます。
「貯蔵」は「予措(よそ)」が終わったみかんを木箱に移し、倉庫に保存することです。
倉庫内は一定の温度と湿度に保たれるので、みかんが自ら酸を分解し、糖度があがるようになっています。
三ヶ日の特徴
静岡県浜松市の三ヶ日地区にある丘陵地帯は年間平均気温16度と温暖な気候であり、
日射量も日本中でもトップクラスに入るほど多く、温州みかんを栽培するのに最適な土地です。
また、三ヶ日の土壌は水はけが良く夏~秋の降水量が少ないため、
おいしいみかんが育つ条件がそろっています。