章姫いちご(静岡県)
主な取扱時期 12月~4月
12月に出回るものは、クリスマス用に特別につくられたものがほとんどです。
年明けの1月から3月までが最盛期になります。
章姫いちごとは
静岡県静岡市のいちご農家「萩原 章弘」氏によって開発されたいちごのことです。
1992年に品種登録されたのち20年間、静岡県の主力栽培品となり静岡のいちごといえば「章姫いちご」
といわれるまでになりました。
萩原氏が目指したいちごは「甘くて、大きくて、まろやかで、やわらかく、つややかなもの!」
形は長めの円錐形をしていて、果皮はやわらかめ。酸味が少なくジューシーで甘いイチゴになるよう
育成されました。
特徴
章姫は、次の2種を掛け合わせてつくられました。
・酸味が強く細長い形が特徴の「久能早生」
・香りが強く果皮は濃い赤色で酸味と甘みのバランスがよい「女峰」
章姫は「練乳をかけずにそのままで食べられるいちごをつくりたい」との思いがつまったいちご。
一個の大きさが15g以上と大果で酸味はほとんどなく、糖度は10度以上だがあっさりとした甘みが特徴です。
果皮の色は鮮やかな紅色をしていますが、果肉の芯は白色をしています。
いちごは、粒が大きいと中心部が空洞になりやすいのですが、章姫は実がしっかりつまっているため
空洞になりにくいいちごです。
選び方
果皮の色が少し薄くても全体に紅色がまわっていて、香りがよいものを選びましょう。
また、果皮が非常にやわらかいため押されていることがあるので、注意して選びましょう。
保存方法
冷蔵庫で保管し、なるべく買ってきた当日に食べましょう。