パセリ(静岡県)
主な取扱時期 11月~5月
静岡県のパセリ
静岡県は長野、千葉についで全国第3位のパセリ出荷量を誇り、
全体の12%にあたる403トンを出荷しています。(2010年の統計)
県内では、冬場でも温暖な気候と排水性の良い土壌があるため浜松市が一大産地となっています。
県内産の出荷時期は10月中旬から翌年の6月上旬まで継続しています。
これは6月上旬に種をまく初夏まき栽培と、10月下旬に種をまく秋まき栽培を併用しているためです。
特徴
葉が丸まり、ちぢれている品種を日本では多く見かけますが、
ヨーロッパでは葉が平らで三つ葉のような形をしている品種の方が一般的です。
この2つは味に大きな違いはないですが、料理での使われ方に違いがあります。
日本では料理の添え物か、刻んで料理の上にふりかける等“つま物”としてよく使われます。
ヨーロッパではペースト状にして肉料理のソースとして使ったり、
スープの香りづけや炒め物にも使われます。
効能
パセリ特有の香りは、アピオールやミリスチリンの精油成分によるもので、口臭予防、食欲増進、疲労回復、食中毒予防効果などがあるとされています
選び方
葉の緑色が濃くみずみずしいもの、茎がピンと張っていて切り口が乾燥していないものを選びましょう。
葉の色が黄味がかっているものや、茎がやわらかいものはやめたほうがよいです。
料理の仕方
天ぷら、おひたし、卵とじ、パセリを生でなく温めてから料理するとおいしく食べられます。