生椎茸(静岡県)
主な取扱時期 一年中
静岡県産の特徴
静岡県全域で栽培されています。
近年では菌床栽培が主流になっていますが、伊豆地域では原木栽培が盛んです。
一年中出回っていますが、原木椎茸の旬は10月~12月と3月~5月です。
静岡県産しいたけの生産量は年1700トン、全国シェアは2.5%で全国第12位。
静岡県生産技術向上と椎茸産業の振興のため、「生しいたけ」の品評会が毎年おこなわれています。
栽培方法は、主に菌床栽培と原木栽培の2種類があります。
原木栽培
キノコを生やす木に穴をあけ、そこにキノコの菌を植えます。
そのまま屋外においておくと1~2年後には生椎茸が生えてきます。
天候など自然条件に左右されやすく栽培が難しい反面、椎茸本来の香りが強く肉厚で歯応えがあります。
最近では、ハウスで栽培されることもあります。
菌床栽培
菌床栽培はオガ屑にふすまやぬか、水などを混ぜて固めた培地にしいたけ菌を植え付ける方法です。
主に管理された設備で栽培されます。しいたけ菌以外の菌が入らないように徹底的に室内は管理されているため、完全に無農薬で栽培することが可能です。
菌の植え付けから3か月後くらいには収穫することができます。
菌床しいたけの特徴はやわらかく、味や香りが原木に比べるとマイルドになっています。
選び方
かさが肉厚で茶色く裏が白い、かさが開いてないもの、軸が太いものを選びましょう。
スーパー等でパック詰めされているものでは、パックの内側に水滴がついてないもの、
かさの色が黒くないものを選びましょう。